女性議員はなぜ増えない?
すごいタイトルです。「肉食系以外の女性議員増加を」。
女性が政治の世界で当選してくるまでには、様々な男性は経験しないハラスメントを乗り越える必要があり、乗り越える際に強くなってしまうので、議場にいる女性議員は皆、肉食系ばかりになってしまっているけれど、それでいいのかという話をしていました。もっと、障害があったり、普通に子育てしている人も代表になって出てこられる国会であるべきではないかと。
確かに、その時に画面に映っている女性国会議員たちは皆強そうでしたし、私の周りで地方議員をやっている女性議員も、「肉食」の表現が適当とは思いませんが、ハラスメントに泣き寝入りをするより、敢然と立ち向かっていくタイプが多いかと思います。
私は、ハラスメントに会う会わないという側面以外にも、女性が政治の世界に出てきにくい土壌があると思っています。
女性が仕事を持つことは、とても普通のことになりました。多くのロールモデルも存在しますから、例えば子育てで専業主婦になっていた人が「今度仕事を始めようと思うの」と言っても、受け取る男性も「ああ、そうなんだ」と普通のことに受け止められます。でも、普段から政治の話をしない国民性の中では、政治に興味を持つ人自体が、男女を問わず少ないと思うし、その少ない中の女性が「今度選挙に出てみたいと思うの」とパートナーなどに話したら、どうでしょう?「え?そんな珍しいことに君は関心を持っていたの?」となって、受け入れられない。そんな関連性もあるのではないかと思っています。
女性は十分に強い。今でも強い。芯が、信念が、強い人はたくさんいます。それこそ、障害があっても、普通に子育てをしていても、議会で戦う強さ、選挙を戦い抜く強さを持った人はたくさんいます。
でも、政治が「普通のこと」になる土壌の広さ、豊かさがないと、厳しいのではないか。
なかなか、答えはすっきり出ないのですが、もっとチャレンジする女性に増えてほしいですね。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「肉食系以外の女性議員増加を」-国会でハラスメント防止議論/ar-BBUn2Ub?ocid=spartandhp#page=2